あと、予算は1万円くらいで


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薄型テレビのスピーカーでは物足りない!!
普段見ているテレビで映画を観ると、音がショボくないですか?
映画館で観るようなところまでは行かなくても、「もうちょっと」って思いますよね。
なぜテレビの音がショボいのか
テレビに付属しているスピーカーがショボく感じるのは、再生されている周波数帯域が狭いからです。
俗に言う、スカスカの音ってヤツですね。
そもそもヘボいスピーカーは、大事な部分の音を再生してません!!
なので、音量を上げても不快なだけで、迫力は出ません。



この問題を低価格で解決するのが、サウンドバーなのです。
サウンドバーって何?

サウンドバーとは?
サウンドバーとはその名の通り、横長の”バー”タイプのスピーカーのことです。
主に、薄型テレビの音質改善にテレビ下に設置するよう設計されています。
複数台のスピーカーを内蔵し、バーチャルサラウンドで迫力あるサウンドを再現します。
こんなのがサウンドバー
サウンドバーのメリットって?

サウンドバーのメリット
- 設置がカンタンで、場所もあまり取らない
- 1台でバーチャルサラウンド音声が楽しめる
- 1台で済むので価格が安い
- Bluetooth対応製品なら、スマホの音楽も聞ける

サウンドバーのメリット①設置がカンタンで、場所もあまり取らない
本格的なサラウンドスピーカーの場合、最低でも5台のスピーカーと1台のスーパーウーファーを設置します。
もちろん、ほとんどの場合、スピーカーは長いケーブルで繋ぎます。
サウンドバーなら、これらのスピーカーの役割が1台ですんじゃいます。

サウンドバーのメリット②1台でバーチャルサラウンド音声が楽しめる
上の図は、通常の5.1chサラウンドスピーカーの配置です。
今回取り上げます格安のサウンドバーは、ほとんどが2.0chか、2.1chの設計になっています。
5.1chスピーカー | 2.0chサウンドバー | 2.1chサウンドバー | |
フロントスピーカー2台 | ○ | ○ | ○ |
センタースピーカー1台 | ○ | バーチャル | バーチャル |
スーパーウーファー1台 | ○ | バーチャル | ○ |
リアスピーカー2台 | ○ | バーチャル | バーチャル |
アパートやマンションの場合は、低音の響きが気になると思います。
低音の迫力に直結するスーパーウーファーはほしいところですが、住環境に合わせて2.0chか2.1chを選びましょう。

※2.1ch仕様 : サウンドバー本体にスーパーウーファーを内蔵した形
サウンドバーのメリット③1台で済むので価格が安い
普通にスピーカーを設置するとしたら、最低でも2台(ステレオ)必要です。
ましてやホームシアターともなると、5.1chの基本構成でも、6台必要になります。
しかも、アンプやスピーカーケーブルも必要です。
低価格で揃えても、6万円以下は厳しいでしょう。

サウンドバーのメリット④Bluetooth対応製品なら、スマホの音楽も聞ける
サウンドバーのほとんどが、Bluetoothに対応しています。
もちろん格安のサウンドバーのほとんどの製品にもついています。


サウンドバーのデメリットって?

サウンドバーのデメリット
- 形の制約上、音質的に不利である
- サラウンドは、あくまでも”バーチャル”である
- 意外と設置場所に困る(大きいので融通がきかない)
サウンドバーのデメリット①形の制約上、音質的に不利である
サウンドバーは名前のごとく、”バー”タイプのスピーカーなので、普通のスピーカーよりも形状的に不利な面があります。
サウンドバーの形状は?
- スピーカーの口径が大きく出来ない
- プラスチック製の筐体なので強度的に不利
- 小さく細い形状に、入るアンプなので性能的に不利
- 左右の長さに制限があるので、ステレオ感に不利
このあたりは、有名メーカーの製品でも厳しいかも。

サウンドバーのデメリット②サラウンドは、あくまでも”バーチャル”である

しかし、昨今のデジタル技術で、それなりに聴かせるメーカーもあります。
特に、高級機の音響設計には感心するものもあります。

サウンドバーのデメリット③意外と設置場所に困る(大きいので融通がきかない)
置く場所が、テレビの下か上しかありません。
上に設置するのは何かとハードルが高いので、実質「テレビの下」しかありませんね。

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1万円ほどで買えるサウンドバーの選び方
正直、1万円くらいのサウンドバーに過度な期待は禁物です。
しかし、テレビの内蔵スピーカーとは、雲泥の差なことは確かです。
この条件が理想
- サウンドバー本体とスーパーウーファーの組み合わせ製品
- テレビと連携できる
- 音のクオリティーと価格がマッチしている
1万円ほどで買えるサウンドバーの選び方①サウンドバー本体とスーパーウーファーの組み合わせ製品
細くて長いサウンドバーは、低音の再生が苦手。
しかし、映画などを観るには低音の再生がとても重要です。
ということで、手っ取り早く重低音を再生するには、スーパーウーファーの追加が一番!!

1万円ほどで買えるサウンドバーの選び方②HDMI接続で、テレビと連携できる
サウンドバーをテレビと接続した場合は?

コレはみなさんの当然の願いではないでしょうか?
この機能のことをARC(Audio Return Channel)といいます。
ARC機能って何?
ARC(Audio Return Channel)とは、サウンドバーの電源のオン、オフと音量調節がテレビと連動する機能のことです。
テレビとサウンドバーの両方がARCに対応していなければなりません。
また、接続はHDMI端子でつなぎます。


低価格モデルの場合、音声信号を感知して電源オンやスリープをさせる機能がついているものもあります。(Ankerの製品など)
その場合のサウンドバーは、常にスタンバイ状態ってことですね。
1万円ほどで買えるサウンドバーの選び方③音のクオリティーと価格がマッチしている
音の良し悪しって、その人の好みが結構左右したりします。
実際に聴き比べができればよいのですが・・・。
有名メーカーの製品なら大きな量販店で聞けたりもしますが、中華製のサウンドバーは無理ですね。

最低限の判断材料は、この記事に書きましたのでよく検討してください。
よほどのハズレを買わない限りは、幸せなオーディオライフを送れると思います。
1万円ほどで買えるサウンドバーの注意点
- この価格帯(1万円くらい)のサウンドバーには、バーチャルサラウンド機能はありません。
- 「ムービーモード」やDSP※1なんて書いてあるのは、ただのイコライザー(EQ)です。
- 付属のパッシブラジエーター※2で重低音は出ません。
- HDMI接続※3は不安定なことが多いです。
- 低価格帯の製品なので、突然壊れることがあります。
ポイント
※1 : DSPとは、デジタルシグナルプロセッサの略で、デジタル信号処理に特化したマイクロプロセッサのことです。
※2 : パッシブラジエーターとは、低音を増幅させる振動板のことです。本来なら低音再生に効果があるのですが、きっちりと計算された製品でないと、あまり意味がないと思います。
※3 : HDMI接続は便利ですが、この価格帯の製品では不安定なものが多いようです。光接続をおすすめします。

おすすめサウンドバー5選(1万円くらい編)
Creative Stage SP-STGE-BK
- バースピーカーとスーパーウーファーのセットなので、低音がよく鳴る
- スーパーウーファーがセットなので、バースピーカーは55cmと比較的コンパクト
- ACアダプターが無いので、設置がラク
- Creativeというメーカーに安心感がある
- 接続は光接続で本領発揮します(AUXはおすすめしません)
注意ポイント
AUX接続にすると、スリープ機能が敏感すぎて、ちょっとの”無音状態”でもスリープします!!
光接続をおすすめします。
※現在は設定で改善されています
iina-style SoundBar2
- 重さ1.4kgで軽い部類に入るのに、低音がかなりよく鳴る
- ACアダプターが無いので、設置がラク
- Amazonの星1つのレヴューは、他社の妨害工作員?
- iina-styleというメーカーは、実は日本メーカーです
- HDMI端子がARCに対応しています!!
- BluetoothはVer.4.2基準で、「SCMS-T」に対応しています
- サブウーファーが結構しっかりしている
Anker Soundcore Infini
- 長さ88cmもあるので、音に安定感がある
- 重さも2.9kgもあるので、低音が思った以上によく鳴る
- ACアダプターが無いので、設置がラク
- Ankerというメーカーに安心感がある
- 大柄な製品なので、プロジェクターとも合います
- 「ムービーモード」の雰囲気は良いが、セリフが若干ぼやける
Twitterの投稿から
AnkerのSoundCore Infini、使い始めて3ヵ月くらい経つんだけど音とかは前のスピーカーより大音量で流れてくるし別にいいんだけど横に5億mくらい長すぎるのでアレ
— いっくん (@ikuScom) October 4, 2019
BOMAKER 2.1ch ホームシアター スピーカー ワイヤレスサブウーファー付き
- 価格破壊!!この価格で、ワイヤレスサブウーファーがついてくるとは!!
- 価格・機能・デザインで考えたらこの機種がダントツ1位です。
- サブウーファー無しの低価格モデルはすべての端子が横付きで✕。この機種は後ろで○。
- 光接続だと、テレビの音量調節と連動しません
- 購入は若干のギャンブル性を感じる(安すぎる)
TaoTronics TT-SK023
- 長さ80cmなので、音に安定感がある
- 重さも2.27kgなので、低音はそれなりに鳴る
- ACアダプターが無いので、設置がラク
- Amazonのレヴューの星5つはなにか、ア・ヤ・シ・イ日本語が多い気が・・・
- TaoTronicsというメーカーには、それなりの安心感がある
- 電源をオフにすると、電子音が成り続けます(常時オンで使う前提)
Twitterの投稿から
TaoTronicsのTT-SK023 購入ー!
80cmの長いサウンドバー https://t.co/w0pRSnW4vZ pic.twitter.com/zGJjdjnjGn— じゅんたろう (@jun9un_everyday) November 28, 2019
TT-SK023
三週間くらい使った感想
悪くない
やっぱ横幅重要で丁度よかった
音も良いと思う一つだけ不満があって
ボリュームの幅がでかい、もうちょい微妙な設定欲しかった
体感で1の次が5みたいな感じ— おの太 (@ONOTA) March 17, 2019
おすすめサウンドバー5選(1万円くらい編)まとめ
Creative Stage SP-STGE-BK | iina-style SoundBar2+ウーファーセット | Anker Soundcore Infini | BOMAKER 2.1ch ホームシアター スピーカー | TaoTronics TT-SK023 | |
チャンネル数 | 2.1ch | 2.1ch | 2.1ch | 2.1ch | 2.0ch |
スーパーウーファー | ○独立型 | ○独立型 | ○内蔵型 | ○独立型 | ✕ |
Bluetooth | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
HDMI端子 | ✕ | ○(ARC対応) | ✕ | ✕ | ✕ |
光 / 同軸デジタル | ○ / ✕ | ○ / ✕ | ○ / ○ | ○ / ○ | ○ / ✕ |
φ3.5mmステレオ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
リモコン | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
USBメモリー装着 | ○ | ✕ | ✕ | ○ | ✕ |
幅 ✕ 高さ ✕ 奥行きcm | 55 ✕ 7 ✕ 7.8(本体) 11.5 ✕ 42 ✕ 25(SW) |
74.5 ✕ 6.45 ✕ 9.2(本体) 46.5 ✕ 25.5 ✕9.5 (SW) |
88 ✕ 5.6 ✕ 9 | 88 ✕ 6.5 ✕ 6.5(本体) ?(SW) |
80 ✕ 6 ✕ 6 |
重量 | 1.2kg(本体) 3.07kg(SW) |
1.4kg(本体) ?kg(SW) |
2.9kg | 2.1kg(本体) ?kg(SW) |
2.27kg |
参考価格 | 11,100円 | 13.800円 | 10,999円 | 14.800円 | 7,990円 |
※2020年7月 Amazon調べ
おすすめはコレ
- 音質で言えば、老舗音響メーカーのCreative Stage SP-STGE-BKがダントツです。
- 機能面では、iina-style SoundBar2に軍配が上がるでしょう。
- その中間が、Anker Soundcore Infiniですね。
- とっても気になる愛人系?的な魅力のBOMAKER。この機能が本物なら買いです!!(あえて強く推奨しませんが)

【悲報】サウンドバーは、プロジェクターに向いていません!!



上記のセットが今現在おすすめできる最安値の5.1chスピーカー+AVアンプのセットです。
両方で、45,000円程かと・・・。
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【2万円台の中華プロジェクター】おすすめ6機種を比較【2020年度版】
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